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曜日 時限 |
月曜日 5時限 |
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オフィスアワー |
月曜日3〜4時限 (原則として月〜水の午後は在室) |
この講義は、経済学への歴史的な入門篇である。経済学の成り立ちを知ることは、現代経済学の様々
な基本概念や理論装置の理解にも大いに資するであろう。本年度は、経済学の古典中の古典である『国
富論』を中心として、思想としての「経済学」の人類史的な意味を考察する。長期的な視野から、現代
世界が「どこから、どこへ」向かいつつあるのかを見極め、これからの経済学の可能性を探りたい。
オリエンテーション
第1講 経済学史のなかの現代経済学:〈ミクロ/マクロ/マルクス〉経済学の起源
第T部「経済学」以前の世界
第2−3講 「ポリス」と「オイコス」:古代地中海世界の政治と社会(ヘシオドス、プラトン、アリ
ストテレス、『聖書』など)
第4−5講 救済と貨殖:ラテン中世の宗教と経済(アウグスティヌス、トマス、アクィナス、ダンテ
など)
第6−7講 解放か禁欲か:ルネサンスと宗教改革(ペトラルカ、マキアヴェッリ、ルター、ミルトン、
バクスターなど)
第U部 近代国民国家の形成と経済学の発生
第8講 国家財政と貿易差額:17世紀イングランドの政治と経済(マン『外国貿易によるイング
ランドの財宝』、ホッブズ『リヴァイアサン』、ヘティー『政治算術』など)
第9講 貨幣流通と資本蓄積:イギリス「重商主義」(チャイルド『新交易論』、ロック
『貨幣・利子論』、ヒューム『政治経済論集』など)
第10講 「バブル」と「企業者」:18世紀前半のフランス経済学(ロー、カンティロン『商業試論』)
第11講 富と徳:「商業の世紀」の奢侈論争(マンデヴィル『蜂の寓話』、ムロン、モンテスキュー
『法の精神』、ルソーなど)
第12講 啓蒙の経済学:18世紀イタリアの改革者たち
第V部 《Political Economy》の展開
第13講 所有と自由:自然法思想と労働価値論(ロック『市民政府論』)
第14講 同感と交換:市民社会の歴史的認識(スミス『道徳感情論』)
第15講 経済循環と再生産:フランス重農学派(ケネー『経済表』)
第16講 労働の分割と富の分配:市場経済の理論的分析(スミス『国富論』第1篇)
第17講 産業構造と経済発展:資本主義の理論的分析(スミス『国富論』第2−3篇)
第18講 重商主義体制批判と「見えざる手」:自由主義の政策体系(スミス『国富論』第4−5篇)
第19講 不均衡と調整の貨幣的経済理論(ステュアート『経済の原理』)
第20講 経済恐慌と人口問題:有効需要論とセー法則(マルサス『人口論』、セーなど)
第21講 「陰鬱な科学」の制覇(リカードウ『経済学および課税の原理』)
第22講 功利主義と自由貿易論:経済学の制度化(ベンサム、ミル『経済学原理』)
第W部 《Political Economy》への批判
第23講 「欲望の体系」と「生産力の理論」:ドイツ古典哲学から歴史学派まで
(ヘーゲル『法の哲学』、リスト『政治経済学の国民的体系』)
第24講 革命の「経済学」:経済学批判と社会主義(マルクス『資本論』)
第25講 経済学の「革命」:限界効用論と一般均衡論(メンガー『一般理論経済学』、
ワルラス『純粋政治経済学要論』など)
第X部 《Economics》の時代の巨人たち
第26講 ケインズと「不確実性」
第27講 シュムベーターと「創造的破壊」
第28講 ハイエクと「新自由主義」
第29講 スラッファと「古典派の復活」
第∞講 世紀末を超えて:経済学の限界と可能性
原典に即して文献講読(lecture)のような形式で進める。大筋としては−適宜プリント資料を配付
しながら−通史的に時代を降るが、絶えず『国富論』を参照するので、テキストは毎回必ず持参するこ
と。
一律に出席をとりはしないが、随時(小)レポートまたは口頭試問を課し、年度末試験(持ち込み一
切不可)の結果に加味する。最終判定にあたっては、合格者(「可」以上)の数が平常の出席人数を
上回らないようにする。
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教科書・参考書・資料 |
テキスト:アダム・スミス『国富論』(大河内一男監訳、中公文庫、 全3冊)
参考書:@八木紀一郎『経済思想』(日本経済新聞社)/A小林 昇・杉原四郎編『新版・経済学史』(有斐閣)/B三土修
平『経済学史』(新世社)その他多数(その都度指示する) |
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講義と関係の深い科目・関連のあるトピックス・次のステップ |
講義と関連深い科目:経済学部の全科目と他学部の歴史関連科目/関連のあるトピックス:森羅万象−《Homo sum:nihil
humani a me alienum puto. 》/
次のステップ:「経済理論史」「社会経済思想史」「日本経済思想史」(3・4年次に担当者のゼミを受講するならば、この3科目は必修) |
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